赤ちゃんがミルクを飲まないと、パパママは一気に不安になりますよね。
「どうしたの?」
「どこか悪いの?」
「私のあげ方が悪いの?」
特に生後3〜4か月頃は、飲む量も減ったり増えたり、急に飲まなくなったりと、変化の多い時期です。
まず最初に伝えたいことがあります。
あなたのせいではありません。
そして、多くの場合“心配しすぎなくて大丈夫”です。
この記事では、赤ちゃんがミルクを飲まないときに考えられる理由、と家庭ですぐできる工夫、そして焦るパパママに向けて、心の整え方についてもまとめました。
Contents
生後3〜4か月の赤ちゃんがミルクを飲まない“よくある理由”
満腹中枢が発達して飲む量が安定してくる
生後3〜4か月になると、赤ちゃんの脳の発達が大きく進みます。
とくに「満腹中枢(お腹いっぱいを感じる仕組み)」が徐々に働き始めます。
そのため、
- 飲む量が毎回バラバラになる
- 一気に飲む回数が減る
- 今までより少量で満足する
こうした変化は発達の証でもあります。
大人でも「今日はお腹があまり空かない」という日がありますよね。
赤ちゃんにも同じように“欲しくないタイミング”があるだけなのです。
ミルクを飲まない原因は?チェックポイント
赤ちゃんがミルクを飲まないときは、次のポイントを順番に確認してみましょう。
そもそもお腹が空いていない
満腹中枢が働き始める時期は、欲しくないのに飲ませようとしても飲みません。
✔︎ 直前に寝ていた
✔︎ 遊びたい気持ちが強い
✔︎ さっき飲んだ量が多かった
こうした要因でも、飲む量は減ります。
哺乳瓶・乳首のサイズが合っていない
乳首の穴が小さいと疲れて飲めないし、
大きすぎるとむせて嫌がることもあります。
3〜4か月頃は、乳首サイズの見直しをする時期でもあります。
飲むことより“気になること”がある
赤ちゃんは意外とデリケート。
- 室温が高い/低い
- 服が暑い・寒い
- 周りが騒がしい
- 光が眩しい
こうした刺激でミルクどころではなくなることもあります。
遊び飲みがスタートしている
この時期から「おしゃべりしたい」「キョロキョロしたい」など、興味の幅が一気に広がります。
飲みながら乳首を外したり、笑ったり、急に飲むのをやめたり──
これも成長の証です。
体調不良のサインの可能性
頻度は高くありませんが、
- 熱がある
- 下痢・嘔吐
- 元気がない
- 明らかに飲む量が極端に減る
などの場合は、小児科に相談してください。
それでも飲まないときにできる工夫
ここからは、今日からできる具体的な対策をまとめます。
哺乳瓶の乳首サイズを見直す
メーカーによって対象月齢の基準が異なるため、
「吸う力に対して合っているか」を見て変更を検討しましょう。
飲ませる環境を整える
- 静かな場所
- いつもの抱っこの体勢
- 少し暗めの照明
- 室温20〜24℃
これだけでも赤ちゃんの集中度は大きく変わります。
眠いとき・遊びたいときは潔くあきらめる
飲まないときに無理に飲ませようとすると、
赤ちゃんは「ミルク=嫌なもの」と感じてしまいます。
そんなときは一旦離れて、
15〜30分後に再チャレンジする方がうまくいきます。
スキンシップを増やす
赤ちゃんにとって安心が深まるほど、飲む意欲も戻りやすくなります。
- 抱っこ
- 声かけ
- 背中スリスリ
- ゆっくり深呼吸しながら飲ませる
ぜひ試してみてください。
「ミルクを飲まない」と焦らないで
赤ちゃんが飲まないと、つい「どうしよう…」と不安が大きくなりがちです。
そこで役立つのが、認知の切り替えスキル。
「事実」と「不安」を分けて考える
多くの場合、私たちが焦る原因は
“未来への不安”を事実だと勘違いしてしまうから。
例)
事実:今日のミルクの量が少ない
不安:成長に悪影響かもしれない…
この2つを意識的に分けるだけで、心が落ち着きます。
赤ちゃんの行動には必ず理由がある
飲まない=問題ではなく、
「今は飲む気分じゃない」
「集中できない」
「もうお腹いっぱい」
など、赤ちゃんの意思や発達による理由がほとんどです。
赤ちゃんの行動を
“問題ではなくメッセージ”と捉えると、気持ちも軽くなります。
合言葉は「どうせうまくいく」
“セルフトーク”を整える考え方があります。
- もう大丈夫
- どうせうまくいく
- きっとうまく乗り越えられる
こうした“未来に光を向けた言葉”は、自分の心を落ち着かせる効果があります。
不安なときこそ、
一度ゆっくり深呼吸して「どうせうまくいく」と口に出す。
それだけで表情がゆるみ、赤ちゃんにも安心が伝わります。
病院に相談すべきケース
以下の場合は、念のため受診を検討しましょう。
- 明らかに元気がない
- 半日以上ほとんど飲まない
- 熱がある
- 下痢や嘔吐が続く
- 泣き方が弱い
- オムツの濡れが極端に少ない
「心配しすぎかな?」と思っても、遠慮なく相談して大丈夫です。
パパママが安心することも、育児にとって大切なことです。
まとめ
──焦らなくて大丈夫、あなたは十分がんばっています
赤ちゃんがミルクを飲まないと焦ってしまうのは、
それだけあなたが赤ちゃんを大切に思っている証拠です。
- 成長による変化(満腹中枢の発達)
- 環境や気分の問題
- 乳首サイズのミスマッチ
- 一時的な遊び飲み
- わずかな体調の変化
飲まない理由の多くは、時間とともに自然に解決します。
そして覚えておいてほしいのは、
「あなたのせいではない」こと。
そして「どうせうまくいく」ということ。
赤ちゃんは日々成長していきます。
“不安”が増えたのは、赤ちゃんが“成長”しているから。
あなたと赤ちゃんの毎日が、
少しでも安心して過ごせますように。
応援しています。
私も、育児頑張ります!
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